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2011年08月30日

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そう言えば昔ロボピッチャーのライブの後、打ち上げに参加した時、 対バンの写真を撮ってた女性カメラマンとたまたま席が向かいになり、 僕なりに丁寧に自己紹介をしたり相手の相手の事を伺ったりしてい る様子を 対バンのドラマーが見て「なんか気持ワル〜」って言ったのが、 いい大人になってからのどうでもいいトラウマになりかけた事を今 更ふと思い出した。 当時結構売れかけてたバンドのドラマーだったので普通に見損なった。

きっちり挨拶したりジェントルな雰囲気を装う事を極端に忌み嫌う
層、って日本には
まだまだ多いと感じる。欧米でそのようなパターンはあまりない。
別れ際にハグをして、きちんと出会いの喜びと、別れの寂しさ、次
に再会する期待を
形式的であろうと、感情がちゃんとあろうと、礼儀として、、(ど
れだけ砕けた雰囲気の場でも)
普通に言葉や振る舞いで表現するけど、日本語で日本の中でそれや
ると、拒絶する層が必ず居る。
(そうでない堂々とした品格のある人たちももちろんいっぱい居ますが)

そう言えば寒い冬のライブの時にたまたま上着を二枚車に積んでいて、
あまりに寒かったので、来ていた上着を更に厚いダウンに着替えた時、
「上着、着替えるって??」って友人と二人でクスクスとあざ笑わ
れたのもトラウマ行きギリギリだったな。
なんか、教室の隅に居る一人ではなにもできないいじめる側の奴の
ように見えて。。

僕は学生時代からヤクザで言えば親分にすぐに気に入られるタイプ
だったので、
もしかすると下っ端には思いっきり鼻につくタイプだったかもしれ
なくても、
礼儀よくしようとがんばる感じが「気持ち悪」く映ったとしても、
決していじめられることは無かった。

帰国子女が高校の時転入して、彼女だけがどうしても日本の教室の
空気になじめず、
なんとなく孤独感を漂わせている事が心から悲しかった。

西洋の現代美術を観て異様にのめり込む奴以上に、のめり込む彼ら
に異常に違和感を持つ奴のほうが、
僕にはもっと違和感があった。

「きっちり愛想を振りまく正統な感じ」を嫌う日本の習慣は今でも
全然残っている。
へたすりゃ芸能界や音楽界にこそ案外あったっりする。
なにかサブな「ひと崩し」したスタイルでないと気が済まない業界。
きっちり相手の目を見て「今日はいいお天気ですね」なんて言え
ば、プッと笑うんだろうな。
でもそんな現状に腹は立たない。ただそんな態度は日本でしか通用
しないけどいいの?って思うだけ。
それでよいと断言するならそれでよい。それ以上は知った事か。
ただただ、そんなときいつも日本は単純に敗戦国だなって思う。た
だそれだけ。



投稿者 keitaikun : 22:51 | コメント (5)

2011年08月25日

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いや〜しかしここ10年くらいで日本には生粋のミュージシャ ンってほんと居なくなってしまったな〜。 もちろんメジャーも含めて。最近の音楽は聞いていて圧倒的に音そ のものの質量が全然少ないと皆さんは気づきませんか? ちゃんと声が出て、歌が歌えて、楽器をちゃんと鳴らす事ができ て。。そんな音はもう全くっていいほどラジオから流れない。 声の小さいボーカルをエンジニアがなんとかしている音像ばっか。 バカみたい。

でも日本の場合はその何がちゃんと響いていて、鳴っているのか、
の感覚レベルの認識基準が定着する前に、
サブカル文化やエセアーティスト文化が定着してしまったもんだか
ら、かなりやっかいで、
結局正統な正論を述べるほうが「何言ってんの?」となるんだろう
な。残念。
もちろ欧米文化後追いのアジア圏はもっとそれがきついだろうけど。
だから結局一般レベルの洗練への寛容さって、日常習慣レベルで欧
米のほうがまだしも救われているよね、確実に。
日本人の中でおそらくそれを承知していても、今のエセ感溢れる人
たちの異様な台頭振りにもう「真っ向さ」を諦めてさえいるミュー
ジシャンも
少なくないと思います。本当はなにが正しい音かがわかっていても。
でもそんな芯の実力のある人たちが再び正統に脚光を浴びる時代が
来てほしいな〜とかなり本気で思うこの頃です。

投稿者 keitaikun : 00:10 | コメント (8)

2011年08月12日

ありがとうございました!

"solo drumming" 京都、東京、ミニツアーが終わりました。 見に来てくださったみなさま、本当にありがとうございました。 ロボピチャーで出会った方とは今回は出会えませんでしたが、 これからもドンドン進化させていきます。 ぜひ次の機会にお会いしましょう。

しかし今回ようやくたった一人の演奏で1時間、mcなん
かも挟みながら
自分のコンサート、という気持ちで舞台に立つことができ、新鮮で
また学ぶ事も多く、大変有意義なツアーでした。

こうして自分が舞台を進めて行くとよくわかってきますが、
舞台の上に立つ人が1人の時間の時にどう過ごしているのか、
それを人は見に来ているのだなと痛感する。
それはロックスターであっても、白塗りの舞踏家であっても、
オペラ歌手であっても同じなんだろうなと思う。
その人が孤独と向き合っう姿の美しさを音楽や表現を通して
透かし見るんだろうな。

だから一人の時間に悪い意味でNothingだったり、
ましてや一人の時間自体をあまり持たない人は、
舞台人としては致命的だろうね。
急にはなにもでてこなからせいぜい叫ぶくらいしかできないだろう。

とかいいながら、孤独の時間を向き合うのはほんと楽じゃないけど、
それを超えたときの美しさの本質を知っている人同士はすぐに繋がって、
孤独なまま、孤独じゃなくなっていく。
それは舞台人のプライベートでの醍醐味のひとつなんだろう。

投稿者 keitaikun : 15:43 | コメント (4)

2011年08月08日

東京ライブ!

Takashi Mori "solo drumming" 東京ライブいよいよ明日となりました。 関東方面のみなさま、お時間合いましたらぜひお立ち寄りください。 渋谷7ef(ナナエフ)20時演奏開始です。 宜しくお願いします〜!

(詳細は、一つ前のリンクをご覧ください。↓)

投稿者 keitaikun : 13:03 | コメント (4)